講座 | 地域考古学 |
担当教員 | 教授 大久保 徹也 |
研究内容 | 原始・古代社会の分析に限らず、より広い歴史学研究の領域で考古学という分析・研究手法を有効に用いるには資料の特性を踏まえた 分析方法を熟知することが求められる。また社会分析の導きとなる歴史理論に対する深い理解も同時に必要である。ここでは弥生・ 古墳時代社会の分析研究を事例に、考古資料の評価からそれを前提とした社会分析の方法を考察する。 |
講座 | 都市地域学 |
担当教員 | 教授 清水 真一 |
研究内容 | 歴史的な都市や地域(集落・町並)の成立から今日までの変遷過程を、社会経済的背景を踏まえながら都市の形態的分析を通じて らかにする分析方法を考察する。さらに、都市や地域における歴史的な資産の保存と活用を通じた地域づくりの方法を考究する。 |
講座 | 環境歴史学 |
担当教員 | 教授 古田 昇 |
研究内容 | 瀬戸内沿岸と日本海および太平洋沿岸における各地に発達する様々な種類・規模の平野をとりあげる。その際、地形環境・地質・堆積環境と 形成プロセス、微地形と遺跡立地との関係をミクロに分析し、平野のおいたちと人間活動との関わりを考える。ハザードマップ・ GIS(地理情報システム)演習やフィールドワークも行う。 |
講座 | 英語学 |
担当教員 | 教授 篠田 裕 |
研究内容 | ユーモアの不一致理論に蒸づき、ジョークを分析する。ユーモアの3大理論から始めて、不一致とは何か、ジョークの構造、その他の言語現象と不一致との関係、などについて考察していく。 |
講座 | 英文学 |
担当教員 | 教授 井田 琇穂 |
研究内容 | 14世紀の英国の詩人 Geoffrey Chaucer と16世紀の劇作家 William Shakespeare の文学作品を読み、時代背景、文学形式と内容、語学上の留意点について考察する。古い英語を読解する方法を指導したり、二人の文学作品とその原点との比較を行う。 |
講座 | 日本文学 |
担当教員 | 教授 佐々木 亨 |
研究内容 | 近世期に深化をみた版本の挿絵について具体的にそのープロセスを辿る。八文字屋本における画面分割された挿絵が意味するもの、赤本における複雑な絵解きの手法、仮名垣魯文の滑稽本に見られるジャンル破壊の実態等々を、作品を丁寧に読み解きながら明らかにして、挿絵と本文が持つ相互の緊密性と独立性を考究する。 |
講座 | 日本文学 |
担当教員 | 教授 中山 弘明 |
研究内容 | 第一次世界大戦期、及び戦間期という枠組みは、従来、日本文学・文化の研究においては等閑に付されて来た。しかし近年のグローパル化の中で、 こうした問題が再考されつつある。本研究では、拙著『第一次大戦の<影> 』(新曜社)、『戦間期の『夜明け前 』』(双文社出版)の問題意識を 継続しつつ、そこに島崎藤村の世界戦争との遭遇、及び『夜明け前』の受容を関わらせる。戦争の世紀における日本文学・文化の巨視的・微視的な 検討が課題となる。 |
講座 | 言語文化史 |
担当教員 | 教授 下田 祐輔 |
研究内容 | 良寛の詩歌に関する研究において、文献学的研究、同時代の文学思潮乃至地方文化との関係の解明、また、例えば思索者の詩という観点からの時代横断的な検討等、多くの課題がある。就中,丹念に織り成された自撰詩集『草堂集』や『ふるさと』等の自撰歌集稿をそれ自体一個の作品として精究し、その神髄を明らかにすることは、文学史的な評価・位置づけにも不可欠な根幹的研究課題の一つである。良寛の文業を特徴付ける、思想と言語芸術の両面、また和撲の両面を常に視野に入れながらその特質に迫っていく。 |
講座 | 言語文化史 |
担当教員 | 教授 青木 毅 |
研究内容 | ことばはなぜ変化するのか。それは、ことば自体に内在する要因とことばを取り巻く社会的・文化的な要因とに基づくと考えられる。本講座では、具体的なことぱ(日本語)を取り上げて、歴史的な変化(変遷)の実態とその要因とを文献史料に基づいて明らかにする。 |
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